#16 VAWAその2と離婚

私が国内結婚&離婚、そして国際結婚&離婚から学んだ事などを、「マカラニの結婚物語」というシリーズでお伝えしています。#15 VAWAによる自己請願~永住権~と家出の続きです。

同じような悩みを抱えている方がおられたら、この記事が何かのお役に立てれないかなと思い、勇気を振り絞って全てを曝け出しています。

必要な人にこの情報が届きますように。

彼が旅行から自宅に戻ると、私の置き手紙と鍵を見たようでテキストして来ました。

一見とても優しい、しかし残念だけれど心のこもっていない言葉で
「何かあったら連絡してくるように」とだけ書いてありました。

そこから、彼が言っていた離婚の書類が届くかどうか数週間待ってみました。
届かないので思い切って彼に確認してみると、
「全て弁護士に任せてあるから、追って連絡する。」と。

彼は、私が何もできないと思い込んでいる。
そしてこのまま、なし崩しに私を帰国させようとしていると感じました。
悔しかった。(彼はこの時点で、私は国外追放になるとまだ思い込んでいました)

離婚も成立させないままこの段階で日本へ帰国してしまうと、アメリカの法律により
1)離婚について、申立人に同意しているとみなされる
2)永住権申請をしたままになっているので、旅行などでアメリカに再入国時に「永住の目論見あり」とみなされ入国出来なくなる

となります。私は、なんとしても離婚成立まで自分の目で見届けたかった。
そのため、VAWAによる自己請願をすることを決めました。

ちなみにVAWAによるグリーンカード取得は、100%確実に取得出来るわけではありません。その旨、弁護士からも何度も念を押されました。(インターネットによるとVAWAによる永住権が認められるケースは60%ほどだそうです。)
アメリカに居続けたい気持ちより、とにかくしっかりこの目で離婚成立を見届けたい一心でした。

VAWA申請では、たくさんの書類が必要です。
結婚時に必要な書類や、結婚による永住権申請に必要だった書類は全て必要でした
私はコピーを全て持って家出をしていたので、それが活用されました。

それと別に、私が虐待を受けていた事実を証明する書類も必要となりました。
その際、自分が時折書いていた「ハッピーだったことを3つ、起こって欲しいことを3つ書く」日記が役に立ちました。アビュースの渦中でどれほど自分がおかしくなっていたか、どれほどの虐待だったかが如実にわかる内容でした。
精神科医の元に通ったり、その先生からの手紙やドメスティックバイオレントアクションセンターの世話役さんからの手紙もサポート資料となりました。
こうして、VAWAの申請は2018年8月に受理されました。

その後数ヶ月して、離婚に関してもリーガルエイドのサポートが受けられる順番が回ってきました。
アメリカでは、離婚は裁判所の判定となります。
両者が条件などに同意すれば簡易裁判だけで終わるのですが、相手方が離婚内容に同意しなかった場合には裁判が続きます。

一方リーガルエイドのサポートは、パラリーガルによる書類の提出までです。なので相手が不服を申し立ててきた場合、裁判に自分一人で立たねばなりません。(あるいは自費で弁護士を立てることが可能です。)
これも勇気が要りましたが、決心してお願いする事にしました。
弁護士費用はおろか、日々の生活にも困るほどのお財布事情でしたので、他に選択肢はありませんでした。

そうして私の代理としてパラリーガルが離婚を申請し、その書類を彼が受け取った直後に彼からも離婚を申請するという、なんとも前代未聞?な両者とも状況となりました。

その後、追い打ちをかけるように彼はテキストで「離婚の内容に応じるなら5000ドル渡す。それを費用として、日本に帰ればいい」と書いて来ました。

「もう、諦めよう。」
そう思って、一瞬応じようかと思いました。
しかし彼のテキストの最後に書かれていたのが、「この申し出は24時間以内のみ有効」

なんとも言えない悲しい気持ちになりました。この一言がきっかけでパラリーガルと相談し、自分は一体どうしたいのか、自分に問うてみました。

#17 アラフィフで初めて権利を主張!へ続く

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