私が国内結婚&離婚、そして国際結婚&離婚から学んだ事などを、「マカラニの結婚物語」というシリーズでお伝えしたいと思います。
同じような悩みを抱えている方がおられたら、この記事が何かのお役に立てれないかなと思い、勇気を振り絞って全てを曝け出しています。
必要な人にこの情報が届きますように。
結婚なんてしたくなかった
阪神大震災があった日、私は東京に出張中でした。
震源地に近かった実家とは全く連絡が取れず、当時付き合っていた彼経由で実家に連絡を取り、数時間後に無事を確認しました。
数日間は飛行機も飛ばず、家族や彼に「会いたくても会えない」状況の日々。
家族とは声も聞くことができない状況でした。
数日後、やっと実家に戻り家族の無事を確認しました。
そして彼の顔を見て、ふと「一緒に住みたいなぁ」と思ったんです。
父に「彼と一緒に住みたいんだよね〜、いい?」と言ってみると、
「あっかぁあ〜ん!それはあかん!一緒に住みたいんやったら結婚しなあかん!そういえば近所のホテルがブライダルフェアしてたぞ!そこで申し込んで来なさい!」
私「え!?結婚? 一緒に住みたいだけ…なんやけど。」
父「そやから、あかんって!一緒に住むくらいなら、結婚しなさい!」
と、なぜか結婚することになったのでした。
私も彼も、父もOKしてくれるんだったら楽だしそれでいいかと、軽い気持ちで結婚しようと思ってしまったんです。
そこから急ピッチで準備が進みました。
でもやっと一緒に住めるようになるのに、なんだかあんまり楽しくなかった。
その気持ちを無視してしまった私。
時間だけがどんどん過ぎて、
招待客からの返事も届き、
披露宴のお料理も決まり、席も決まり、
どんどん、どんどん
時間が過ぎて行きました。
私は和装がびっくりするくらい似合わないため、ドレスを2着着ることにしましたが、
そのうちの1着は好みですらないものにものに、何故かなってしまいました。
自分が嫌と言う事が出来ませんでした。
母親がとても気に入った、薄い黄色のふわふわした乙女なドレスでした。
どうしよう、どうしよう。
あっという間に、挙式前日。
ギリギリのタイミングで「結婚式、辞めたい」って初めてはっきりと思いました。
今から思うと、本当に恥ずかしい事ですが、
1)結婚を「ただ経験してみたかった」ということ
2)「25歳までに結婚しないとカッコ悪い」と思う気持ち
3)「とりあえず結婚決まってホッとした」という気持ちがありました。
どこにも、「この人と共に生きていきたい。一生共に歩んでいきたい」なんてありませんでした。
そりゃ無いですよね。
「ちょっと一緒に住んでみたかった」だけですから。
どれだけ自分に不正直だったのでしょうね。お恥ずかしい限りです。
私は自分ではなく、他人=親の価値観を生きていたんですね。
その時はそんなことに気づく事もなく、ただモヤモヤとしていただけでした。
#2 こんなはずじゃなかったへ続く