私が国内結婚&離婚、そして国際結婚&離婚から学んだ事などを、「マカラニの結婚物語」というシリーズでお伝えしています。
同じような悩みを抱えている方がおられたら、この記事が何かのお役に立てれないかなと思い、勇気を振り絞って全てを曝け出しています。
必要な人にこの情報が届きますように。
#9 永住権の手続き(グリーンカード)の続きです。
ハワイを訪れてから約1ヶ月後に結婚、3ヶ月のビザウェーバー期限ギリギリの頃にやっと永住権のビザの申請を提出しました。
婚姻による永住権取得の場合、大きく分けてアメリカ人配偶者が提出する書類と、永住権が必要な本人が提出する書類の2種類が必要となります。
そのうち、アメリカ人配偶者の提出する書類には収入の証明が必要となります。配偶者がスポンサーとなって永住権を申請する訳です。そして収入が一定に満たない場合、別のスポンサーが必要となります。いわば身元保証ですね。
彼が重い腰を上げる前に弁護士を雇ってはどうかと彼に提案した時、「移民弁護士は弁護士の中でも最低でばかなんだ。」とひどい言葉でばかにした挙句、申請後は書類の不手際でケースが一時ストップしてしました。
書類の不備が理由で、実は収入を証明するための書類を一部同封していませんでした。
何と、彼は自分のミスにも関わらず移民局に大激怒していました。
自分は収入がありスポンサーの資格者なのに、あたかも稼いでいないように移民局にスポンサーを用意しろ、と言われたことが原因でした。
前回の記事でも触れましたが、私はハワイに5泊7日の滞在のつもりで来ていました。そのため現金は数千ドルしか持って来ていませんでした。その中からビザ申請代金や健康診断、バイオメトリクスなどを私が出すように言われ、もうお金も尽きてしまいました。
お金の心配はいらないと言っていたのに、一体どういうことなんだ?と思いつつ、自分の分は自分で出せということなのかなと、自分で自分を納得させていました。
これは、実はアビューサー(虐待をする人/加害者のことをこう呼びます)が被害者を経済的に孤立させ、依存させる1つの手段です。
私は、実はお金のことについて話し合うことがずっと苦手でした。
「特に結婚は愛に基づく美しいもの、お金のことについて結婚前に話し合うなんて出来ない」
という、訳のわからない思い込みに縛られていました。
また、「一度結婚を決めたからには、ある程度添い遂げるぞ」という意味のわからない思い込みもありました。
そのせいで、大変なことを経験しましたが、逆に言うとそのおかげで今の私があります。
#11 激しくなる精神的虐待~自殺未遂へ続く