まずは失業保険事務所で登録する
前編では、失業するかも？と思い出したら準備することなどについて触れました。
前編でも触れた失業保険事務所。
失業して、かつ自分に失業保険受給資格があると思われたら、すぐに失業保険事務所に出向きましょう。わたしも行ってまいりました。
資格があるかどうかについてはこちらで調べられます。
インターネットでも、もちろん登録可能です（というか、事務所に行ってもインターネットで登録するわけです）が、登録するにあたって、いろんな質問がわきあがります。
間違いなく受給出来るよう最善を尽くすために、まずは事務所で登録がベスト。（コロナの影響で事務所が閉まっている場合がありますので、事前に問い合わせをお勧めします。）
失業保険事務所は、失業したらすぐに行くのがベストです。
失業保険は、支給されるまで1週間の猶予があります。しかしこれは登録してから、実際支給まで1週間の時間を設ける、ということなので、登録しないと何も始まりません。失業してから1週間経ってから申し込む、のではありませんので、お間違えのないように。
出向く際は、必要になる書類を全て持参してください。
・SNN番号
・ID
・エイリアンナンバー（EADカードがあれば、そこに書かれています）
・銀行口座番号（ベネフィットは振り込まれます。）
・あれば、会社からの退職時のレター
受取保険は銀行振込となります。上記いずれも、登録出来なければセーブできずにやり直しとなるので、必ず全て持参しましょう。銀行口座をお持ちでない方は、それまでに口座を作成しておきましょう。
失業保険登録ページはこちら
http://labor.hawaii.gov/ui/
そしてAmerican Job Centerでも登録する
次に行くのは、American Job Center。
これまた、自宅でネットでも登録できるのですが、登録にあたって質問が必ず出てきます。ですので、最短でベネフィットを受けるためには、やはり出向いた方が良いと思われます。
ここでは、HireNetと呼ばれるウェブサイトに、自分が求職中であると登録します。
ちなみに、HireNetは求職者であれば誰でも登録出来ます。
レジュメがあればそれをアップロードします。なければweb上で作成していきます。
ここでの登録が、ベネフィットを受け取る条件となりますので、忘れないように。
＜超重要ポイント！＞
HireNetに登録したら、必ず”インターネット上に自分を公開する”をクリックしてください！！！
これは失業保険を受ける上で必須です。
なかなかペンディングからステイタスが変わらないな、と呑気に構えていた私は、自分が公開NGにしたせいでペンディングになっていると知らずに、1週間の失業保険資格を失いました！！！
失業保険事務所のサイトで登録したら、1週間後の指定された日程内に、サーティフィケイトを登録します。聞かれる答え全てに答え、資格ありと認められたら、そこで初めて受給されます。
失業保険の内容
失業保険受給可能期間は、申し込みをしてから１年。ただし受給期間は26週間です。
支払いは週ごとに振込で行われます。失業保険は課税対象なので、前もって引いてもらう方が良いですので、そのための登録も済ませておく方が良いでしょう。
支給金額は、もらっていた給与や期間にもよりますので、詳しくは自分で計算できるサイトで試算して見てください。
保険受取額試算ページはこちら
健康保険もお忘れなく
会社に所属していると、多くの場合は団体健康保険に会社負担で加入できるかと思います。（個人負担がある会社もあり）
アメリカでは、年に１回健康保険に加入できる時期があるのですが、失業や離婚などにより団体健康保険のカバーが無くなった人のために、団体保険と同じカバー内容＆金額で、継続して加入することが出来るCOBRAという制度があります。
ただし、これは加入人数20名以上の会社のみ。この規模の会社だと、HRがちゃんとしてると思いますので、退職時に案内書が貰えると思います。
またハワイでは、QUESTという制度がありますが、これはグリーンカード保持者は５年以上、または妊娠している女性、あるいは市民権がある人のみ加入することが出来ます。
クエストはこちら
後、もう１つの方法があります。
普通に加入すると、とても負担の大きい健康保険ですが、Marketplace経由で購入すると、クレジットとして戻ってくる額があります。この制度は低所得者〜中所得者向けのものです。
マーケットプレイスはこちら
現在アメリカでは、一応保険加入はマストとなっています。
無保険でいるのは、非常にリスクが高いです。また、持病がある方や趣味でスポーツをされている方などは、健康保険に加入する方がいいのではないかな、と思います。
何事も自分から発信で
さて、American Job Centerでは、失業保険受給者に向けて様々な教育の機会を与えてくれます。
自分が興味のあるセミナーや講義を申告し、団体が認めてくれたらお金を出してくれます。
自己負担は０です。
コミュニティカレッジや大学の講義もあります。ただし、サービスが受けられるのは失業保険の期間内なので、最長で１年。あとは自力で行かねばなりません。
さて、こう言った情報も自分で聞いていかないと出てきませんでした。
何事も、恥ずかしがらずに自分発信でいきましょう！
ちなみに、このセンターのそばにはLion Coffee Cafeがあります。
焙煎工場見学などもして貰えるようですし、ついでに色々楽しんでしまいましょう。
まとめ
いかがでしたか？
ともすると、落ち込んでしまう失業＆求職。
ですが、この機会を、逆に自分のステップアップに利用してしまいましょう。
アメリカは、そしてハワイは、助けを求めて自ら手を伸ばす人に、必要なものを与えてくれます。
自分に必要な助けは声を大にして求めて、そして自分が大きく成長した時には自分が助けられたように、社会に還元するのも素敵ですよね。
